形成外科顔面神経麻痺
顔の右半分や左半分のどちらか半分に起こります。顔の半分が思い通りに動かない為に食べたものや飲んだものが口角から漏れたり、眼を閉じることが出来ず涙が出たりします。また、外見の容姿にかかわるのでご自身のストレスも大きく、顔面筋の低下だけではなく味覚障害や耳鳴りを伴う場合もあります。
顔面神経麻痺は様々な原因で生じますが、大きく5つの原因に分類されます。
顔面神経麻痺の治療法には下記の方法があります。
顔面神経麻痺の治療は原因を調べる、早期に治療を開始することが重要になってきます。
静的再建術というのは、筋膜などを移植したり、糸などで吊り上げたり、皮膚の一部を切り取ったりする手術になります。顔面を積極的に動かして表情運動を回復させる効果はありません。眉毛や口角の垂れ下がりなどの手術として行う頻度が高く、結果がすぐに見られる特徴があります。
◯ 眉毛の麻痺
眉毛の麻痺はなかなか治らず、上まぶたも下垂し視野が狭くなり見えずらくなる為に手術を行います。
◯ まぶたの麻痺
眼を閉じる時に動かす眼輪筋という筋肉が麻痺することで、まぶたが下りない為、眼球が乾燥し炎症が生じたりするので早期の治療が必要になります。
◯ 口の麻痺
口が閉じられないため食べたものがこぼれてしまい、うまく食事ができなかったりするだけでなく、笑うということが出来なくなるため、顔の表情や外見にも大きく影響します。
「笑い」の表情"笑顔"は人への感情の伝達やコミュニケーションを円滑にするために欠かせないものです。顔面神経麻痺の症状は顔面全体に及ぶので、筋肉や神経を移植したりするなども行います。
※症状によっては治癒できない場合がございます。その際は大学病院等へ紹介させて頂く場合もございます。
当院では、顔面神経麻痺でお悩みの方の手術、治療を行っておりますのでお気軽にご相談ください。